平成23年度

      「えのしま」自衛艦旗授与式挙行   


 3月21日(水)、ユニバーサル造船(株)京浜事業所において平成20年度計画中型掃海艇「えのしま」の引渡し及び自衛艦旗授与式が執り行われました。

この艇は、従来の木造艇と異なり、船体にGFRPを使用した海上自衛隊初となる掃海艇です。排水量570トン、全長60メートル、幅10.1メートル、深さ4.5メートル、喫水2.5メートルであり、従来の掃海艇に比し一回り大きくなっています。

 式典は、多くの参列者を得て、1100開始され終始厳粛かつ整斉と行われました。会社側から防衛省への引渡しが行われ、「えのしま」マスト上のユニバーサル造船社旗が降下された後、河村克則横須賀地方総監から松岡孝泰艇長へ自衛艦旗が授与されました。引き続いて音楽隊の奏でる軍艦マーチに乗って、自衛艦旗を左手に掲げた先任士官を先頭に乗組員総員が乗艇し後甲板に整列、最後に艇長が乗艇しました。その後、大勢の参列者が見守る中、国歌「君が代」の演奏と共に自衛艦旗が艦尾旗竿に掲揚され、ここに自衛艦「えのしま」が誕生しました。

 
出港式は、1315から行われ造船所側から乗員代表に花束贈呈が行われた後、松岡艇長から建造関係者及び参列者に対するお礼と「今後、乗員一同一丸となって練度を磨き、世界一の掃海艇「えのしま」を創ります。」との力強い挨拶の後、配備先である母港横須賀に向かって出港しました。

我が、横須賀水交会からもそれぞれの立場で11名の会員が参列し「えのしま」の就役を祝うとともに武運長久を祈りました。